テレワーク最後の週を憂いながら過ごしています。

朝7時半にアラームをセットできる日々。(起きるのはさらに遅く)

それから、ゆっくり朝のルーティンをこなし。

それから、天気の良い日は洗濯したり、布団を干し、ネットショッピングの誘惑と戦い、戦いに負けてポチっとしてしまったり。

充実した毎日でした。

彼氏に別れを告げられ、荷物をまとめて出て行く姿を眺める時のような気持ちで、去り行く日々を悲しい気持ちで見送っています。


もう一人、憂いている人がいます。

私の父です。

先日、「何もすることがない。出かけられないのがツラい」と、嘆きのメッセージが届きました。

私とはむしろ正反対の嘆きですが。


「お母さんは新たなプロジェクトに着手し、とても忙しそうです。なので余計に肩身が狭いです」

と、メッセージは締めくくられていました。


ちょっと前まで嬉々としてマスク作りに励んでいた母。

まだマスク作ってるのかしら、なんて思っていたら、翌日ピンポーンと宅配便が届きました。

しょっちゅう何かネットショッピングで買っているので(一度は反省して自粛していたものの、じわりじわり再開)、「今度は何だっけ?」と思いながら受け取ると、母からのお届け物でした。

箱を開けると、手料理がギッシリ。

なるほど、父が言っていた『新たなプロジェクト』というのはこれのことだったか。

そういえば、ちょっと前に母から「ミートソース食べたい?作って送ろうか?」と連絡があったので、「美味しくないけど自分で作るから、気持ちだけで」と返信したのでした。

質問の様相を呈していますが、質問ではなく、「ミートソース、オクル」という業務連絡だったようです。




いつも遠慮して「いらない」と言ってしまいますが、素直に「うん、食べたい。送って!」と言った方が親孝行かもしれませんね。

どうせなんと返事しようが送ってくることですし。


それにしても、父と母に典型的な男女の違いを見る気がします。

やることがない、暇だ、と嘆く父(男)

何かしらやることを見つけて、嬉々としてプロジェクトに取り組む母(女)


やはり、女性の方が順応性があるのでしょうか。

うちの両親だけを例にとって結論づけるのは、かなり乱暴ですが。

でも、同じくメス類に属する私も、これだけ外出自粛を満喫し、去り行く日々を憂いていますからね。

それでもサンプル数3ですが。


ちなみに、母の手料理がぎっしり詰まった箱の中に、それこそ肩身が狭そうに「どて焼き」のレトルトパウチが1つ入っていました。

父からの差し入れです。

酒飲みの娘に酒の肴を送る、という父のプロジェクトに貢献できたのなら幸いです。